長野のどこかへ・・・naganoランニング

看護に関する内容やランニング、筋トレの内容をお伝え致します。

2022.1.24 マラソン大会に出る目的は何なのか~10年前の自分と比較して~

 コロナが再び蔓延してきたことで、各地のマラソン大会も中止・延期になってきました。4月に行われる長野マラソンは今のところ開催予定ですが・・あやしくなってきました。

 

 そもそも。マラソン大会に出る目的は何なのか。

 

 タイムや達成感、他人との競争に勝つ!走った後は美味しいものを食べる!というようなドーパミン的幸福を追い求める人や。

 

 参加にあたって家族や友人、沿道からの声援など多くの支えによって走ることができているという実感を得ながら走るオキシトシン的幸福を追い求める人。

 

 健康のために走る!走ることができて嬉しい!気分がいいなあ!と体と心の健康であるセロトニン的幸福を追い求めるために走る人。

 

 上記以外にも、大会で走る目的はあるでしょう。走る目的はありきたりですが、人それぞれ。年齢や性別、マラソン歴によっても変わるでしょうし、趣味で走る人からプロまでいますので、目的は様々でしょう。

 

 私はもともと車、バイクが大好きでした。しかし次第に運動不足で太ってきたことが気になり始めました。10年前、たまたま先輩に勧められてランニングをすることになりました。「○○君(私)速そう!」「一緒に6月の大会にでよう!」と誘われたことです。

 

 実際に練習で走ってみると、車やバイクと比較すると、暑い、寒い、目的地まで到達するのに時間がかかる、苦しい、汗だく・・。デメリットだらけと思いながら始めたランニングでした。靴もなくてクロックスで走ってました。途中でクロックスが壊れてきつかった。

 

 しかし、車などの文明の利器に頼らず、自分の足でたどり着いた先には感動しかなかったです。当時は北海道に住んでおり、小樽で見た海は最高でした。自分の体のポテンシャル、こんなに走れるものなんだなぁと自己洞察にもつながるメリットがありました。

 

 ランニング開始して2ヶ月後。初めて参加したのは「小樽運河ロードレース(2012)」。5kmでした。走り方もわからないまま参加。いいタイムを残したいと思っていた。タイムが全て!!

f:id:mutatakuya:20220124235636p:plain

緊張して走った大会

f:id:mutatakuya:20220125001633p:plain

とりあえず無酸素運動も取り入れていました(2012年)。ベンチプレスの上げ方も超適当。

 同年、その3か月後に余市ラソン10kmに参加。それなりの成績。

f:id:mutatakuya:20220125000046p:plain

記録を追い求めると疲れると実感した大会

 私にはタイムを追い求めるドーパミン的な走り方は向いていないと思いました。疲れました。なぜか。どんどんいいタイムを求めなくてはいけなくなり苦しくなってきた感じがありました。練習も「一日10kmノルマ」「月間走行距離○○km以上!」「何分以内で走る」 こりゃあ楽しくない。

 

 2017年の松本マラソンでは、沿道からのすごい声援に感銘を受けました。「がんばってー!」「もう少しで折り返し!」。参加選手と沿道の皆さんとの一体感。

 30km地点で足がつった時は、見知らぬ人が私の足をマッサージしてくれました。「君大丈夫?ちょっとマッサージしましょうか」。お互い他人同士なのに、この優しさ。これこそ、大会の醍醐味。「ありがとうございます・・」死にそうな声で感謝の気持ちを伝えました。まさにオキシトシン的幸福。自分が勝つことばかり考えていましたが、みんなで勝てばいいんだと感じたものでした。

 

 ランニングを初めて10年。タイムや他人との競争に勝つというドーパミン的な走り方はやめて、心と身体の健康であるセロトニン的、人とのつながりであるオキシトシン的な走り方を追い求めるためにランニングをすることにシフトしていました。

 

 長く続けた者が勝者(樺沢紫苑)。

 人生100年時代。となると100歳まで気楽に、楽しく走るしかないだろう!!