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2023.8.16「看護系の大学院をどう選んだか」専門卒の看護師が仕事に退屈さを感じたなら~新しいことに挑戦することのススメ~

 これで、ようやく、専門卒でありながら通信で看護学士を取得した私にも、看護系の大学院の受験資格はあると分かったので、大学院をどう選ぶか考えていきました。

1.専門看護師取得のためのカリキュラムが整った大学院を選んだ

 私の場合、精神看護学を深く学び研究をする、以外にも、精神看護専門看護師を視野に入れていました。そのため、修士論文コースに加えて、精神看護専門看護師を取得できる実習などのカリキュラムが整っている大学院を選ぶ必要がありました。全ての大学院で専門看護師のカリキュラムが整っているわけではありませんので注意が必要でした。

 

2.この教授に師事したいと思える大学院を選んだ

 もともと、精神看護の実践で躓いたり、患者さんとのやりとりで難しさを感じた際に、ある教授の本を参考にしていました。自己理解や他者理解、看護技術について詳しく解説されている本を書かれた、この教授のもとで学ばせて頂きたいと思いました。

 大学院のホームページをのぞくと、指導教授のプロフィールや研究歴、経歴等記載されいると思います。実際に教授がどんな研究をしているのか、グーグルスカラ―などで検索して読んでみるのもよいと思われます。大学院入試では、事前面談や、面接試験がありますので、後々役に立つと思われます。

 

3.今住んでいる場所から通える大学院を選ばなかった

 一人暮らしをしている私の居住地の付近には看護系の大学院はありませんでした。そして、働きながら大学院に通学はかなり厳しい状況でした。私が師事したい教授は、地方におります。独身でしたので、この際、引っ越しも視野に入れました。

 

4.学費から選んだ

 正直、これがメインの悩みだったかもしれません。某看護系私立大の大学院に行かれたから、「年間160万はかかっているよ」と言われました。確かに、私立の場合、施設費など、どうしても学費が高額になります。私は汗が噴き出ました。実家暮らしではないですし、裕福ではない私は、諦めるしかないと本気で思いました。ちょうど、師事したいと思える教授がいる大学院が国公立でした。調べると学費は年間50万円を超える程度でした。これなら、なんとか学生生活を送ることができるかもと思いました。

 

5.働きながら大学院で履修できるかを加味して選んだ

 看護系の大学院には長期履修制度があります。通常は2年間の修業年限ですが、例えば3年間のペースして通うという形で選択できます。学費も2年間と同じです。私は、2年間、無職で大学院のみに専念できるほど経済的な余裕がなかったです。そして明確に研究テーマが決まっていなかったので、働きながら、通う長期履修制度のある大学院を選びました。しかし、これが地獄の1丁目に突入したことに、入学後から気づきました

 

6.教授との相性がよかったので最終決定しました。

 初めて、連絡を取り、教授の研究室に伺いました。結論から言うと、教授は寛容性があり、受け入れてくれた感じがありました。「君はどんな研究をしてきたのですか?」「何か資料はありますか?」と言われ、学修成果のレポートや精神科事例検討会で発表させてもらった資料を見て頂きました。「この本も読んでみたら?」「えっ、大学院の入学を考えている?」「ザラルスのストレス理論も知らない?学部生でも知ってるよ」「頑張ってね」など言われ、自分の基礎学力のなさを実感したのを覚えております。しかし、勇気をだして研究室を訪問してよかったなと今でも覚えております。

 

 私の場合、この大学院の1校受験に絞りました。他は受けませんでした。その後、院生のメンバーに聞くと複数校受験されているようでしたが。

 

 また、本来であれば、大学院の在校生や、修了者からお話しを聞くことでよりいっそうイメージしやすいです。例えば、授業内容、ライフスタイル、生活はどう変化したか、楽しいかなど。私の場合は、人脈がなかったので、何の情報もなかったのが実情でした。

 

 受ける大学院が決まりましたので、次回「大学院入試のための準備」についてお伝えいたします。