長野のどこかへ・・・naganoランニング

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2022.2.12 睡眠の恩恵 夜勤をしなくなって1年5ヶ月経過した今

 コロナウイルスが猛威を振るっている昨今。仕事柄、オンラインでコロナに感染された方と話す機会があるのですが、どうも睡眠を削って生活されていた方が多いような気がします。
 「えっ、睡眠って大事なんですか」 
 「いやーあまり寝てないですね」
 「コロナにかかってからは寝るようにしてますけど」などの話を受けます。
 
 睡眠時間が6時間以下の人は、7時間以上の人と比べて4倍以上風邪をひきやすいというデータがあります。
 インフルエンザワクチンを打った後も睡眠時間は4時間以下の人は、7時間以上の人を比べた場合、抗体価が何倍も低いという結果が出ています。
 肝炎ワクチンについても同じようなデータが出ています。
 簡単に言えば、睡眠不足であると易感染状態(ウイルスに感染しやすくなる)ということでしょう。
 https://youtu.be/qqx9xHxFZs4

 当たり前だ!というような内容でしょうが、このご時世、7時間以上の睡眠をとっている割合は30%未満という結果も出ています。つまり2、3人に1人は睡眠不足の状態ということでしょう。何らかの理由で充分な睡眠がとれない状況です。睡眠を削って働くのが美徳?

 私の場合、10年以上も夜勤をやってきたり、社会人大学院生になってからは寝るのが惜しく徹夜は当たり前でした。徹夜で原稿仕上げて論文発表した日は、何を発表したのか、誰と何を話したのかまったく覚えていませんでした(笑)。脳がおかしくなっていました。

 当時、ショートスリーパーを自称する社会人大学院生がいました。彼女はタフで昼間に仕事して夜間は大学院で勉強して睡眠時間は3時間程度と話していました。私もそれに憧れていました(笑)。
 そんな彼女でしたが、インフルエンザにかかったり原因不明の腰の痛みに悩まされたりしていました。やはり睡眠不足では心と体のバランスが崩れるものだと実感しました。
 
 私の場合10年以上夜勤をやったり徹夜を繰り返した結果、風邪をひきやすくベンザブロックとお友達になっていました。むしろベンザブロックがないと不安でした。
 たまたま部署異動で夜勤を全くやらなくなったのですが、ほぼベンザブロックを使わなくなりました。
 夜勤のメリットは!?
 夜勤手当がつく。めんどくさい上司がいないことがある。昼間は自分の時間を作れる。夜勤明けは休みみたいなもの。夜勤は何かトラブルがあっても昼間の勤務にまわせることがある。朝の混んでる時間帯を避けて通勤できる。
 手当もついて、昼間の時間も作れて、健康を犠牲にする一方でメリットもありますね。ただ、夜勤やって大金持ちになったっていう人は聞いたことないですが…。

 コロナワクチンを3回目、今は4回目という話が出ています。ワクチンによる免疫に頼るのも良いと思うのですが、7時間以上の睡眠、運動、陽の光にあたる散歩で生活を整えること、それが最大の予防ワクチンなのではないでしょうか。
 私の場合、仕事、研究に力入れていましたが、睡眠、運動ファーストに切り替えました。逆になんであんなに仕事や研究に力を入れていたのかよく分からなくなったくらいです(笑)。
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